乳房アウェアネス
乳房アウェアネス

女性自身が、ご自分の乳房の状態に日ごろから関心をもち、乳房を意識して生活することを「ブレスト・アウェアネス」といいます。
「ブレスト・アウェアネス」は英語で「Breast awareness」と表現します。これは、1990年代からイギリスで提唱され始めた概念です。直訳すると「乳房(胸)を意識したり気付いたりすること」という意味です。
ブレスト・アウェアネスは乳がんの早期発見・早期診断・早期治療につながります。女性にとって、ご自身の身を守るためにとても重要な生活習慣といえます。
この度、乳がん検診や「ブレスト・アウェアネス」などに関する動画を監修いたしました。
一度、皆様もお時間がある時にご覧ください。
乳がんは、日本人女性が一生のうちにかかる可能性が最も高いがんのひとつです。
しかし、乳がんは早期に発見できれば治療成績が良好で、命を守ることができる病気です。
そのためには、病院での検診だけでなく、ご自身が「いつもの乳房の状態」を知っておくことが重要です。
「いつもと違うかも」と気づくことができれば、早めに医療機関を受診し、がんを初期段階で見つけられる可能性が高まります。
少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
「ブレスト・アウェアネス」を身に着けるためには以下の4つの項目を実行しましょう。
これらは乳がんの早期発見・診断・治療につながる、女性にとって非常に重要な生活習慣です。
月経終了後から一週間、乳房のはりや痛みがなく、乳房のやわらかい時に行うのが良いでしょう。
毎月1回チェックする日を決めて行います。
乳がんの早期発見のためには、月に一度のセルフチェック(自己検診)がとても大切です。
ご自宅で簡単にできるチェック方法として、「目で見て確かめる」ことから始めましょう。
入浴後や着替えのタイミングなど、リラックスした状態で鏡の前に立ち、乳房や乳頭を観察します。
ここでは、自己検診の際に確認してほしいポイントをご紹介します。
乳房を正面、左右、下からなど、さまざまな角度から観察してください。
腕を自然に下ろした状態だけでなく、両手を上げてみると変化がわかりやすくなります。
これらは初期症状として現れることがあるサインです。
小さな変化でも見逃さないよう、普段から自分の乳房の状態をよく知っておくことが大切です。
乳頭の変化は見落とされやすいため、特に注意して観察しましょう。
分泌物を確認する際は、軽くつまむ程度にとどめてください。
血が混ざった分泌物や色のついた乳汁が出た場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
調べる乳房側の腕を上げて、反対側の手指をそろえ、指の腹で軽く押すように全体をまんべんなく触ってください。
(入浴時など、指が濡れているとわかりやすいです。石鹸が付いた指などで触るのも良いでしょう)



※当院の受付にも「乳房の自己触診」のパンフレットを置いてありますので、興味がある方はお持ち帰りいただけます。
セルフチェックさえしていれば検診を受けなくてよいというものでもありません。日頃から自分の乳房に関心をもち、40歳以降では乳房に変化がなくても乳がんの早期発見のために定期的な検診を受けることが大切です。
特に、乳がん検診で精密検査の必要がないと判定された場合でも、しこりや血性の乳頭分泌などの自覚症状がある場合は、放置せずに速やかに医療機関を受診することが極めて重要です。
当院では、乳がん検診にも力を入れております。画像検査の結果も当日ご説明するようにしております。
乳がんは早期に発見し治療をすれば、予後がとても良いので、早期発見・早期治療でその後の人生を幸せに過ごすことができます。
そのため年に一度は、健康な人生を送るために乳がんの定期検診を受けることをおすすめいたします。
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